バーデン=ヴュルテンベルク州のマイナウ島は、ボーデン湖(Bodensee)に浮かぶ人気の観光スポットです。現在も本物の伯爵が住む歴史ある島。
花の島・おとぎの島とも呼ばれる美しい庭園や遊歩道が魅力的な、マイナウ島をご紹介します。
CONTENTS
花の島マイナウ
マイナウ島は約45へクタール。ディズニーランドより少し小さいくらいの大きさの島ですが、島中が花に溢れる様子は圧巻です。
エリアごとに蝶の家、ローズガーデン、パルムハウス…など幅広いコンセプトに分けられており、どこを歩いても様々な種類の花や木々で覆われた美しい庭園が広がっています。
特におすすめの季節は春と初夏。この時期は数えきれないほどの花々が満開で、一番華やかな様子を満喫することができます。この時期のドイツは気温も快適なので、外で散策を楽しむのにぴったりです。
小さな島とはいえ見学する場所は屋外が多く、庭園は開けた場所が続き日陰なども少ないため、ゆったりと楽しむには程よい気候の季節がおすすめです。
ミュンヘンからマイナウ島へのアクセス
ミュンヘンからマイナウ島へは車・バス利用で約3時間ほど。州をまたぐため時間はかかるものの、日帰りでも十分楽しめる距離です。
鉄道で行く場合は乗り換えも多く約4時間半かかるので、中継地で宿泊するなどのプランがおすすめです。
車で行く場合は湖手前からフェリーに乗ることができ、島の前の駐車場に駐車したあと橋を渡って島に入ります。
マイナウ島の営業時間とチケット
マイナウ島は通年でオープンしており、季節によって営業時間が異なるため公式サイトでの事前確認が必要です。
チケット売り場は混雑するため、割引もある事前のオンライン購入がおすすめです。
2023年大人料金
(12歳まで無料・学生割引あり)
月〜水 : 27€ / オンライン24€
木〜日・祝日: 28.5€ オンライン25.5€
チケット購入はこちら☞ https://webshop.mainau.de/de/tagesticket
年パスは大人75€ / 学生50€ / 家族券151€。年に3回ほど行くと元がとれるので、近くや日帰り圏内に在住ならお散歩やイベント利用としてもおすすめです。
マイナウ島の見どころ
島の中心にある宮殿。バロック様式の豪華な造りで内部見学も可能。カフェやショップもあり、イベントもおこなわれています。島の所有者・ベルナドッテ伯爵家が現在も住んでいます。隣には聖マリア教会もあり、彫刻やフレスコ画、漆喰装飾を見ることもできます。
宮殿から続く南国スタイルのサンテラスです。150年前に植えられた15メートルのナツメヤシや、オレンジなどの南国の木が一年中鑑賞できます。レストランを併設しており、異国情緒の中で軽食をとることも。
パームガーデンに隣接するローズガーデンは花の島を代表するスポットの1つ。イタリア様式で造られた、彫刻と噴水のあるロマンティックな庭園です。
正確な幾何学模様の庭園の中に、古い品種と新しい品種のバラが植えられています。
イタリアのルネサンス様式の庭園をモデルにした水の階段。花の間を上から流れる水が涼しげでとても綺麗です。
春と夏はイタリア南部風の植え付け、秋には紅葉を楽しむことができます。
すぐ隣には牡丹と多年生植物の庭園があり、5月ごろに満開のスポットとなります。
マイナウ島で花に囲まれた休日を
マイナウ島には庭園以外にもレストラン・カフェ、子供のための広場、教会など充実した設備があり、家族やカップルはもちろんのこと、のんびり一人で1日を過ごすのにもおすすめのスポットです。
たくさんの植物の中を散策する1日は心身ともにリフレッシュできる良い機会になるはず。ぜひお天気のいい日に訪れてみてくださいね。