ミュンヘンの歴史あるビアホール、ホフブロイハウス (Hofbräuhaus)に実際に行ってきた様子の紹介です。
CONTENTS
ホフブロイハウスについて
ホフブロイハウスは、1589年にバイエルン公・ヴィルヘルム5世によって創設されました。国営のビール醸造所として始まりましたが、後に一般の人々がビールを楽しむ場として発展しました。
現在では3000席を抱える世界最大のビアホールとして、またバイエルンのビール文化を象徴する場所として1年中世界中から観光客が訪れ賑わっています。
Platzl 9, 80331 München
U3 / U6 マリエン広場 (Marienplatz)から徒歩約4分。
店内の様子
日本からの旅行者をガイドするときは必ずおすすめするホフブロイハウス。この日も旅行者を連れてビアガーデンにやってきました。
建物の中は美しいバロック様式で、メインのビアホール、ビアガーデン、レストランのエリアに分かれています。内装は木製の家具や装飾が特徴で、天井に描かれた絵画もドイツらしい雰囲気。
ミュンヘンに来た!という感じがして、入り口から気分も高まります。
テラス席へ案内されている途中。席に向かわなくてはいけないのに、カラフルな食材やバイエルンの絵が描かれている天井をじっくり眺めたくなってしまいます。
ムジカンテン・エック (Musikanten-Eck) は音楽家の席。この下に民族衣装に身を包んだブラスバンドの人たちがやってきて、生演奏を披露していました。音楽が始まるとみんなの話し声も大きくなって、店内はいっそう賑やかになります。
乾杯と食事
着席後にメニューは英語かドイツ語のどちらがいいか聞いてもらえました。メニューの表紙に描かれたホフブロイハウスの建物、プレッツェルやヴァイスブルストが絵本みたいで素敵です。ビールに羽根が生えているのがユーモラス!
この日は平日でしたが、国内外からの観光客も多く混み合っていて、ドイツ語以外の言語もあちこちから聞こえます。日本人らしきグループの姿もちらほらと見かけました。
ビールは白ビールのヴァイスビア(Weißbier)やラガービールのヘレス(Helles) などさまざまな種類が提供されています。
私たちはそれぞれヘレス(Helles)、ラドラー(Radler)、黒ビール(Dunkel Bier)を注文して乾杯。ラドラーはビールにレモネードの入った定番のビアカクテルで、すっきりとした飲み口が人気。
ドイツではほぼ全てのレストランで注文することができます。
ドイツらしいシュバイネハクセ (Schweinehaxe) を注文しました。なんとも飾り気のないお皿ですが、賑わう雰囲気のせいもあってか、これにプレッツェル、ビールがつけば大満足な気分になれるので不思議。
付け合わせの黄色いお団子はクヌーデル (Knudel) といって、ふかして裏ごししたジャガイモをお団子にし、茹でたもの。もちもちしていて、よく付け合わせに登場します。
このほかにソーセージの盛り合わせやサラダとパンの盛り合わせなども注文して、満腹に。
帰りはショップでお土産選び
出口の脇にショップスペースがあり、帰りはお土産を見てから帰ります。いちブルワリーのショップとはいえ、意外に商品が多くてびっくりしてしまいます。
民族衣装のディアンドルとレーダーホーゼを着たくまちゃんが可愛い!HBロゴのグッズはここでしか買えないので、気に入ったものがあればぜひ記念にどうぞ。
Hofbräuhausで乾杯しよう
歴史的にも観光地としても、賑やかな酒場としても人気の高いホフブロイハウス。圧倒的な規模感と満載の見どころで、きっと満足する時間を過ごせることと思います。
ミュンヘンに立ち寄ったときはぜひ、美味しいビールとビアガーデンの雰囲気を楽しんでください。